アバター(3D)@TOHOシネマズ六本木

 今年一本目の映画はアバター。遅ればせながらといったところですが、評判通りの作品でした。

 ストーリーはWikipediaを見ていただければと思いますが、基本的にはボーイ・ミーツ・ガールと言われるようなありきたりなストーリー。良くも悪くも展開は読みやすく、意外な展開というものは存在してません。これだけ起承転結がはっきりしているのも珍しいという位です。(但し、2012とも共通していると思い面白かったのは、一昔前の映画とテクノロジーだったり人類の在り方についての描かれ方が異なっていること。今後もこのトレンドは続いていくと思われますが、考え方の変化が起きていることを再度考えさせられます。)

 ただ、3DCGはやはり素晴らしいです。主人公が猛獣に襲われるシーンや龍の背中に乗って飛び立つシーン等、臨場感たっぷりの映像はまるで遊園地のアトラクションにきたかのよう。思わず声が出そうなほどの迫力があるシーンでした。

 一方で、今のままでは3Dの手法に限界があると思ったのも確か。先月見た「カールじいさんの空飛ぶ家」を見た際にも思ったのですが、結局3Dだからこそで見どころとなるシーンは空を飛ぶシーンであったり、動物が襲ってくるシーンであったりとパターンが限定されてしまっているのではと思われました。「3Dだからこそ」の映像手法はまだまだ開発される余地は加え、2時間半以上もの間眼鏡をつけながらの鑑賞は、普段裸眼で過ごしている人間にとってはやはり違和感を覚えます。(事実、ちょくちょく外してました。)
 
 とはいえ、現時点の最高峰の技術が駆使されたであろうことは疑いの余地がない所であり、誰もが楽しめる娯楽作品に仕上がっております。友人なり恋人なり、誰かと一緒に見に行くことをオススメします。