引越し先の選定

 この三連休で引っ越し先を決めてきました。引っ越す街を決めていたので短期間で決まったとは思いますが、それでも3社11物件を内見し、満足できる物件の契約にこぎつけました。以下、色々と勉強になったことがあるのでメモしておくことに。

1.ネットで物件を探す

 今回、メインで使用したサイトはYahoo!不動産Home'sアパマンショップの3つ。この中で一番便利だったのはHome's。理由は住所が載っていて場所がわかる物件が豊富だったから。一方、Yahoo!不動産は物件数は多いので初期のあたりをつけるのには役立ちましたが、情報の質と鮮度が高くない印象を受けたので、本格的に探す段階では利用しませんでした。また、一般的に不動産情報サイトはほぼ同じ物件が並ぶ中で、アパマンショップは他のサイトとは掲載されている物件が微妙に違っている印象を受けました。(事実、今回はアパマンショップで決めたのですが、他のサイトには掲載されていない物件でした)探す物件の幅を広げる意味でも役に立つと思います。
 で、ここで注意したいのは気になった物件の問い合わせ先。もし、この問い合わせ先が対象物件の最寄駅の不動産屋ではなかった場合、いっさい問い合わせをかける必要はありません。理由は出回っている物件はどの不動産会社も基本的に変わらない一方で、地元の不動産屋の方が内見等のスケジュールに対して機動的に動けるので、ワザワザ遠くの不動産屋に頼む必要はないということ。
 
2.街を歩いて物件を探してみる

 気になった物件情報をプリントアウトした上で、住所がわかる物件を中心に(分からない場合も推測出来る場合がある)事前に場所を確認します。外見や周辺環境、駅からの距離等を調べることにより、余計な物件を紹介されなくて済みます。

3.不動産屋に行く

 これに関しては人の好みもあると思いますが、どの不動産屋でも物件に大差はないので仲介手数料が安い所、もしくは1で気になっていた物件がある地元の不動産屋で充分じゃないかというのが個人的な結論です。(ちなみに1の問い合わせ先が最寄り駅の不動産屋でなかった場合は、気になっていた物件のプリントアウトを不動産屋に見せれば物件を見つけてくれます。)
 
 また、不動産屋に物件を見せてもらうときは、よくある話ですが予算より安い額をいいましょう。そして、リストを見せてもらう中で、自分から上限価格帯のものを追加しましょう。(むしろ、ココが大事。こちらの本当の予算をさとられないようにしつつ、見せてもらうようにしましょう。)

4.内見に行く

 内見をする際、大体の不動産屋は安い物件から見に行かせ、一番いい物件は最後にとっておきます。基本的に値段と部屋のクオリティは正比例する一方で、不動産屋にとっては高い物件を成約させる方がインセンティブが働きますので、最後にいい部屋を見せ、「やっぱココがいいなあ」と思わせて契約に持ち込まるという戦略をとるものと思われます。(もう一つ、疲れさせて思考回路を鈍らせるという心理的な作戦もあるかもしれませんが)判断力が鈍らないように注意してください。

5.他の不動産屋に行く

 一軒の不動産屋で即日物件を決める必要はありません。「早く決めないと他の人が申し込みするかも」といった焦り文句を気にしてはいけません。もし決まってしまったら、縁がなかったと諦めましょう
 そして、他の不動産屋に行く場合は、翌日以降にした上で、前の不動産屋で一番良かった条件をベース少し条件を変えてみましょう。例えば徒歩5分以内を10分以内にしてみるとか、2階以上を1階もOKにしてみるとか。情報を整理し、視点を変えることで見落としていたような物件等の情報が手に入るかもしれません。

6.再度内見に行く

 こちらについては、やはり前の不動産屋で一番良かった物件との比較が重要かと思うので、ポイントを絞って内見するようにしましょう。

7.一番気になった物件の環境をもう一度見に行く

 1−6のステップを踏むと10件近い物件を見て、それなりに気に入った物件も出てくるでしょう。その場合は、自分の足でもう一度現地を歩いてみることをオススメします。不動産屋と一緒にいるより冷静な視点で観察・評価できると思います。

8.申込み

 7の段階で条件をクリアした物件は、早めに申し込んでしまいましょう。もちろん、一応の値下げ交渉や礼金交渉はしてみましょう。もっとも、引越しのオンシーズンになるとムズカシイと思いますが。

 というわけで、今回の引越し先探しで学んだことでした。結局、まとめとしては

  • インターネットであたりをつける
  • 地元の不動産屋を使う
  • 複数の不動産屋で比較する
  • 事前・事後に自分の目でリサーチする
  • 値段とクオリティは比例する

 といった所につきるかもしれません。

…もう少し上手くまとめ直してnanapiにでも投稿するかなあ。