COUNTDOWN JAPAN09/10 3日目(3): 安藤裕子/YO-KING@GARAXY STAGE

GRAPEVINE終了後、EARTH STAGEで少しだけトータス松本を見たり、DJブースがあるサイドで休憩したりとし、再びGARAXY STAGEに安藤裕子を見にいきました。

RSRでも行かなきゃと思いつつ今まで見られなかったので、期待しつつ開演を待ちます。

緊張している様子の安藤裕子、一曲目に演奏したのはピアノの調べが印象的な「ニラカイナリィリヒ」。静かなテンションでライブは始まります。

個人的に印象的だったのは「珍しい曲をやります」というMCの後に演奏された「彼05」。不思議なスケール感をもった楽曲に心を持っていかれました。

二度目のMCで「明日への『希望』を忘れずに行こう」といい、「聖者の行進」「聖者の行進」で締めくくられたステージは激しいとか明るいとかではないんだけれども、力を与えてくれる不思議なステージングでした。

安藤裕子後は、he HIATUSの音を聞きながら休憩エリアで休憩、その後に食事をし、終盤戦に備えることに。向かった場所は、再度、GARAXY STAGE。大勢の人が東京事変を見に行く中、YO-KINGを見るというチョイス。

ステージに着いたときはZAZEN BOYSの終盤戦。COLD BEATの時でした。「相変わらずクレイジー極まりない演奏だなあ」と思いつつ、演奏に身を任せます。

そして、YO-KINGの出番となりますが…みんな東京事変に向かったようで、オーディエンスが少ない。ラストのグループ魂にいきやすいように後方でゆったり見ようと思ったのですが、これはと思い、前方に移動。

そんな中始まったYO-KINGのライブは「楽しい!」の一言。「喜怒哀楽」の「楽」を体現するかのようなステージングでした。

 カウントダウンジャパン全体でフジファブリックの追悼モードであり、当然、自身のイベントで共演しているYO-KINGにとっても色々と思うことがあったと思います。

 実際、MCの最中に「いいことも、悲しいことも…」といい言葉を濁した時点で、その気持ちは伝わってきました。

 だからこそ、観客を楽しくさせようとアッパーチューンな曲を中心に、時に「モテ要素を消すための」サングラスを飛ばしてポジティブでストレートなライブを繰り広げていました。

 「20年プロでやって、これだけ素人くさい演奏ってどうよ!?」と言いながら去っていくそのエンターテイナーぶりには、本当に観客が求めているものがすべてわかっているかのようで、
本当に気持ちよく楽しい気分にさせてもらいました。YO-KINGに外れなしです。

 余談ですが、終盤はかなり観客も増えていたようで、少しホッとしました。

 そして、サカナクションをあきらめるという苦渋の決断をしつつ、メインステージのヘッドライナー「グループ魂」に向かいました。