JDC社業務改善報告
JDC社(ジャパン・デジタル・コンテンツ信託株式会社)ですが、6月19日に三ヶ月の業務停止命令が出ました。
日経新聞にもかなりのスペースを割いてかかれていましたが、プレスリリースを読むと、一番の問題は信託財産の流用(自社の負債返済のため)だったように感じます。顧客財産の流用を行わないということは、ファンドや信託業を営む上で守らなければいけない最低限の義務であるわけですが、ここまで問題が発生しながらも上場を維持しつづけることの意味を考えてしまわざるを得なくなります。
さらに、以前読んだ「「フラガール」を支えた映画ファンドのスゴい仕組み」で書かれていた内容ではないですが、ここまでくると同社のファンドから出資されたコンテンツについて、別の完成リスクすら覚えるのは考えすぎでしょうか?
引き続き注目していきたいと思います。
企業買収ものの小説は仕事柄よく読むのだけれども、この一冊の出来は正直ひどい。
途中まではいいのだけれども、TOB合戦から最後のEBOに至る流れが
読んでいてどうしようもない気分にさせられる一冊。