LIVE:ユニコーン ツアー2009 蘇える勤労@さいたまスーパーアリーナ

 今年復活を遂げたユニコーンのLIVEを見にさいたまスーパーアリーナまでいってきました。10回近くさいたまスーパーアリーナにはいっていると思うのですが、実に初めて音楽を聴きに行ったことになります。

 今回購入できた席は一番ステージから遠い「天井桟敷」。確かにステージは遠かったですが、大型ビジョンがあり、上からだけあって会場の様子が非常によく見えるので、これはこれでアリな席でした。

 開演15分ほど前に会場入り。会場に流れているSEがずっとキヨシローさん。粋な計らいだなあと思いつつ、何かが起こりそうな気がしました。

 予定時刻から10分程度経ち開演しての一曲目は、ニューアルバム「シャンブル」の一曲目の「ひまわり」、続いて「スカイハイ」と演奏し、三曲目に来たのは「スターな男」。この時点で会場は大盛り上がり、テンションがあがります。

 「今の三曲で燃え尽きた」という奥田民生のMCに続いては、EBIちゃんがボーカルのボルボレロ。5曲目は「働く男」です。その後も新旧織り交ぜつつ、ボーカルが入れ替わってのステージが繰り広げられます。楽しくて仕方がありません。

 特に中盤に演奏された「PTA〜光のネットワーク〜」あたりは、笑わずにはいられないほどのナイスパフォーマンス。色々な意味でブランクは感じられません。

 終盤に入っても、サービス精神は満点。「大迷惑」「ヒゲとボイン」「車も電話もないけれど」と何度聞いたかわからない懐かしの楽曲に興奮させられっぱなしです。

 本編最後は、予想通りの「HELLO」。東京メトロのCMソングにもなっている曲ですが、この歌詞がキヨシローさんに捧げるような歌詞に思え、切ない気持ちにさせられます。

 ただ、その後のアンコールは、そんな気持ちは間違っていたと思わざるを得ないようなパフォーマンス。「人生は上々だ」の途中で、阿部ちゃんがステージから降りて会場を走り回り、あまりに観客に触られていたのですが、思わず叫んだ「どうせお前ら、30代だろ!」には爆笑させられました。

 そして、最後の一曲は「開店休業」。最後の最後までユニコーンらしいステージに終始やられっぱなしで、ライブDVDはもちろん、残る公演や夏フェスでもう一度生でみたいと心から思わされました。