Base Ball Bear(Shine On You)Cypress Girls & Detective Boys@新木場STUDIO COAST

 2枚のミニアルバム「CYPRESS GIRLS」「DETECTIVE BOYS」を引っさげてのBase Ball Bearのレコ発ツアー、そのファイナルを見に新木場STUDIO COASTへ。前回のライブは日比谷野音の初日なので、約5カ月ぶりのソロライブ。

 このミニアルバムでは、サカナクションの山口一郎やチャットモンチー福岡晃子が参加しかなり実験的なこともしていたので、どんなツアーになるかと期待していたのですが、期待以上に盛りだくさんのステージになっておりました。
 
 セットリストは、8割程が上記2枚のミニアルバムからで以下のような感じ。ツアーファイナルということもあり、ゲストとして前述のチャットモンチー福岡晃子(*1)と呂布の2名が登場するスペシャルなライブでした。

  • Transfer Girl
  • 十字架You and I
  • BAND GIRL'S SPIRAL DAYS

(MC)

  • Shine On You Cypress Girl
  • 17才
  • GIRL FRIEND

(セッション)

  • Lovesick
  • beautiful wall(DUB)

(MC *2)

  • WHITE ROOM
  • BOYFRIEN℃
  • kamiawanai
  • 檸檬タージュ
  • kimino-me
  • LOVE MATHEMATICS
  • 祭りのあと

(MC *3)

  • Project Blue

Encore

  • クチビル・ディテクティブ with acco+呂布
  • 歌っているんだBaby. with acco+呂布
  • 東京

 聴いていて象徴的だったのが、Shine On You Cypress GirlとKimino-meの2曲。

 Shine On You Cypress Girlについては『(WHAT IS THE) LOVE & POP?』の時も思った「歌謡曲」の匂いを感じさせる一曲。ライブで聞くと、より一層普遍的な匂いを感じさせる楽曲でした。

 もう一曲のKimino-me。これはProject Blue等にも通じるのですが、ポップさが故に「軽く」なりがちな彼等の楽曲に、に「深み」をどのように加えていくかを試みている様子が見受けられました。

 おそらく、この熟成作業は次のアルバムへとつながっていくものでしょうが、彼等の魅力である「ポップ」さに「深み」が増していくことで、どのようになっていくのか、次回作も期待したいと思います。



 
 *1 ビークル風のお面を手に持って登場。一年半ぶり位に見たら、あまりのボリュームアップに驚く。(関根嬢の倍くらいのサイズに見えた…)
 *2 長時間のエヴァンゲリオン(第一話)ネタ。後、何人か観客が倒れた。
 *3 モニタートラブルが発生。その際に大量のヤジがDrumの堀くんに対し飛んだこともあり、ボーカルが不機嫌そうな様子をみせていた。

CYPRESS GIRLS <完全生産限定盤>

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