17歳の肖像@TOHOシネマズシャンテ
嫁さんが見たいといっていたので、17歳の肖像を見に行ってきました。
「イギリスにすむ16歳の優等生の少女が危ない匂いのする年上の男性に出会い、恋に落ち、優等生の退屈なレールを歩いていくが嫌になり、今までの道をドロップアウトするも…」というストーリー。
もっと簡単に言えば「中二病の16歳女子の映画」。16歳なのに、中二病。
で、感想はといえば、はっきり言ってツマラないです。
作品賞など、アカデミー賞の主要3部門にノミネートされた作品のようですが、「なぜ?」というのが率直な感想。ストーリーは凡庸だし、大した伏
線も存在していません。
「おしゃれ映画だから?」としか言えません。
もし、この映画からおしゃれ要素を除いて日本を舞台にすると
「地方の公立高校に通う優等生が、地元でちょっと洒落た男に出会い恋におちたら、実はヤクザで…」
…BAKUMANの世界でも10週で打ち切られそう。その前に連載会議で通らないでしょう。
となると、Vシネマ的に主演女優がいい脱ぎっぷりを見せる等が必要かと思いますが、(←最低)そういったベッドシーンも本作ではないのです。ちょっと期待させるような発言はありつつも、結局、そのあたりはおしゃれな映画として自重された模様です。
とまあ、申し訳ないけれども、最近の単館系の洋画配給を配給する会社がどんどん苦境に追い込まれている(本作の配給はソニー・ピクチャーズなので、そういった問題はないと思いますが)のを体感させられるような映画でした。