ホリエモンの有料メルマガ。

 ホリエモンが有料メルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」を始めたとのこと。サンプル号が面白かったのに加え、初月無料だったので購読してみることに。

 そうして本日届いた第二号。相当充実してます。一行35文字で250行以上にも及ぶ内容。特に、獄中記が面白い。徹底抗戦でも拘置所の様子は面白く描かれていただけれども、メールマガジンで書かれている内容の方が濃く、読み応えがあります。
 ここで思ったのは、有料コンテンツのビジネスのあり方について。

 結論から言えば、個人的にはKindleiPadのようなハードウェアドリブンの電子書籍市場よりも、本メルマガや磯崎さんの週刊isologueコーポレートファイナンスについて非常にわかりやすく書かれており、知識の棚卸しに非常に有効です。)のような有料のメルマガの方が市場として魅力的だと思っております。

・ハードウェアの制約を受けず、潜在的な読者となる市場が大きい
・メモのアーカイブ化と知識の共有が容易

 というのがその理由です。前者については、まず、PCからでも携帯からでも読めるのは大きなアドバンデージでしょう。また、ブログなどで一部の内容が無料で紹介され、その内容が興味深かった場合に簡単に購買行動(過去のアーカイブも追加購入など出来ますし)に結びつきやすいと思われます。その点でマネタイズしやすいモデルになるでしょう。

 後者のアーカイブ化については、情報のストックのしやすさに加え、BlogやSNSTwitter等をを通じた情報の共有のしやすさという点で、専用のハードウェアよりもPC上で完結できるのが大きいでしょう。実際の書籍でもそうだけども、気になった内容をBlogに書き記して行くのは結構大変なので、コピー&ペーストですむ方が面倒がないので、継続的に内容は共有されていくでしょう。

 両者は並び立たないものではなく、共存可能なものではありますが、やはり特定のハードウェアに依存する時点で上手くいく確率は低いだろうと個人的には予想します。

 もっとも、アダルトコンテンツにフォーカスを一気に当てた場合は別でしょうけども。「いつの時代もイノベーションマスターベーションはエロから始まる」ものですから。