この一ヶ月に読んだ本一覧(前半編)

 4月の後半からGWにかけて読み終わった本がかなりあるのですが、書評を書いていないものが増えてきたので、それらの本をリストアップをしてみました。

  • 野球力再生/森 祇晶
  • 不透明な時代を見抜く「統計思考力」/神永正博
  • (新装版)長い家の殺人&白い家の殺人/歌野 晶午
  • 一瞬の風になれ(1)(2)(3)/佐藤多佳子
  • Bボーイサラリーマン/HIRO
  • 孫正義世界20億人覇権の野望/大下英治
  • 得をするマンションの選び方−プロが選ぶ77のポイント/碓井民朗

 まずは4月中にに読み終わっていた上4冊について、簡単にコメントを。

  • 野球力再生/森 祇晶

 西部の黄金時代を築いた名将が現状の日本のプロ野球について改善できるのではと思うところを過去の経験を交え、コメントした一冊。今はハワイに住み、日米のプロ野球を俯瞰的に見たり、Jリーグとの比較などを行ったうえでのコメントが基本的になされているので、OBからのいいたい放題という内容にとどまっておりません。野球好きにとっては面白い一冊でした

  • 不透明な時代を見抜く「統計思考力」/神永正博

 具体例をもって統計を教えてくれる入門書としては非常に読みやすかったです。特に統計学を学んでいない立場なので、考え方が整理されているのは助かりました。仕事の際に違うスパイスとして使えるようにしてみようかと思います。ただ、値段が高い。書いてある内容とボリュームからいうと新書で充分だったと思われました。(この出版社の本を買うと大体思わされるんですが・・・それこそ角川oneテーマ向きの一冊に思われました。)

  • (新装版)長い家の殺人&白い家の殺人/歌野 晶午

 以前面白かった「葉桜の季節に君を想うということ」が非常に面白かった歌野さんのデビュー作が新装版になっていたので、購入しました。「葉桜〜」に比べ伏線の張り方は弱く、また登場人物のやり取りも洗練されきっていない印象を受けましたが、トリックの作り方は片鱗が感じさせられますし、なにより文章から勢いが感じられ、一気に読んでしまいたくなる本でした。