LIVE:真心の先輩風でビュービュー with フジファブリック@ZEPP TOKYO

 少し日がたってしまいましたが、真心ブラザーズのデビュー20周年記念の特別イベントの二日目ににいってきました。対バン相手はフジファブリックです。

 真心の二人によるオープニングMCの後、早速フジファブリックが登場、一曲目は「ダンス2000」。次の曲は5月のアルバム発売に先駆け発売されたシングル曲「Sugar!!」。

 さらに一曲新曲を挟んだ後は、個人的にお気に入りの「若者のすべて」。最近のフジファブリックは昔の叙情的な表現から、直接的な表現に変わってきているなあ等と思いつつ、ビールを飲んでふわっとした気分で聞き入りました。

 次は、YO-KINGをゲストボーカルに招いての一曲。これまたアラカルトからの一曲、「線香花火」。ボーカルの志村さんが合うと思ったと言うだけあって、実に自然で、雰囲気がありました。(個人的には「桜の季節」が似合うかなあと思いましたが。)

 その後は、さらにアルバム収録の新曲を演奏し、TAIFU、Surfer Kingとテンション高めな二曲で終了しました。

 次は、真心ブラザーズ。まさかの10人バンドでいきなりテンションがあがります。この時点で、ENDLESS SUMMER NUDE を期待してしまいます。(2006年のRSRで非常によかったので・・・)

 ラストから2曲目にそのENDLESS SUMMER NUDEは期待通り演奏されましたが、他にも聞き応えがある曲が数々ありました。ゲストボーカルを招いた際にお約束の「志村、志村!」をやったり(演奏は、「マイ・ガール」でした)や、「今年こそ売れる」と宣言した新曲Song of You(*)に関して、事前にコール・アンド・レスポンスのレクチャーを行ったりと、ベテランならではの自由さにあふれたステージを堪能しました。

* 曲名は売れそうなタイトルがあったら変えるとのこと。

 そして、最後は両バンドはそろってのステージ。いきなり「どかーん!」で盛り上げた後は、他の人の曲を。MCで吉幾三をやろうかという話があった等のエピソードを明かした後に演奏したのは、アリスの「冬の稲妻」。思わず会場から笑いが。全くもって、自由です。

 次に演奏したのは、まさかの「STONE」。ここで選ぶかーと思わず苦笑。そして、本編最後は「TEENAGER」でしめでした。

 全員同じツアーTシャツを着てのアンコールは2曲。まずは再びアリスで「チャンピオン」。ホント、気ままです。ただ、さすがにアリスでは終われないと判断したのか、最後にもう一度、「どかーん!」を演奏し、フィナーレを迎えました。

 通常の対バンのステージとは異なっていた点で充実していたのですが、なにより良かったのは、全編を通じてお祭りムードで楽しそうなオーラが漂っていたこと。

 演奏を楽しむ、ボーカルを楽しむ等、楽しみ方は色々あると思うのですが、お祭りのようなイベントにふさわしく、ただただ楽しく、満足できるステージでした。