LIVE:土岐麻子 TOUCH Me@恵比寿リキッドルーム

 2月も半ばを過ぎてしまいましたが、ようやく今年の初ライブです。

 土岐麻子さんについては、昨年の京都音楽博覧会くるりのコーラスで参加していた際に知り、いい声だなあと気になっていました。そこで、iTunesでDLしたり、過去のアルバムをDISCUSでレンタルしたのですが、その折に、いいタイミングでAlbum発売とライブの発表があったので、今回、チケットをとり参戦してきました。

 smilin'から始まったライブは、レコ発らしく「Touch」を中心にした選曲に、過去の楽曲を数曲織り交ぜたセットリストでした。また、当初は肩のあいた黒のドレスでしたが、途中でピンクと白の縦縞のワンピースにお色直しされました。

 アンコールは2度。一度目は「Take Me Out To The Ballgame」と「September」のカヴァー、「人生初」という二度目のアンコールは「ブルーバード」でした。

 全体を通じ非常に心地よいライブだったのですが、特に個人的に印象に残った楽曲は「Superstar」「ホロスコープ」。

 恋する少女の気持ちをうたったSuperstarはキュートな一曲、おっさんになりかけの身としては聞いていて少しニヤっとしてしまいそうな曲ですが、聞くと心がワクワクさせられます。

 もう一曲の「ホロスコープ」しっとりとしたバラード。初恋のせつない気持ちを歌った一曲は映画のワンシーンが浮かんできそうな程、情感にあふれた歌声でした。

 また、土岐さんを支えるバンドの演奏も非常によかったです。

 特に元Polaris坂田学さんのドラムを聞くことができたのが個人的に大きかったです。名まで聞くのは初めてだったのですが、シンバルを効果的に使っていたドラムは非常に気持ちのいい音であり、Polaris時代にも生でききたかったなと思わされました。

 一方、意外だったのは、土岐さんが意外にしゃべること。「自分の名前でBlog検索をする」「『意外に大きい』といわれるのがコンプレックス」「全身ピンク・・・32なのに」といったMCの数々には笑わせていただきました。

 個人的にはキリンジとの楽曲の「FOOLS FALL in LOVE」や岸田さん作詞作曲の「ふたりのゆくえ」がきけなかったのが少し残念でしたが、また次のライブも見に行きたいと思わされるステージであり、今年一発目からいいライブにいくことができて大きな満足感を得ることができました。