RTCカンファレンスに参加してきました。

 RTCカンファレンスに初参加してきました。テーマは「不況撃滅」。ゲストはグリーの田中社長。昨年12月に上場し、2009年2月13日現在の時価総額が1200億というまさに不況の対極にある人です。

 内容はRTCについての説明に始まりました。その後、上原さんと保田さんの両司会人がそれぞれの視点からグリーの歴史や財務についての話をした上で、田中社長とのQ&A形式のセッションという形で行われました。

 個人的にグリーがすごかったのは「捨てる」勇気があった点に尽きると思っています。それはモバイルに主戦場をシフトし、KDDIとの提携を行うという決断に現れていると思っています。

 対外的にmixiに勝てない、勝負付けがすんだ」というレッテルを貼られた段階で、「既存の数十万人のユーザ」「Docomoという最大手のキャリアの市場」を一時的であるにせよ捨てる決断は非常に勇気の要るものだったのは間違いないと思っており、この度胸が現在の高利益率のビジネスにつながっていると個人的は解釈しています・。

 今回のRTCではその決断を行えた理由の一端を探れればと思っておりましたが、トークセッションの最後でその理由がなんとなくわかりました。 

 それは、グリーという会社が「強固な信頼関係の下、変化と学習といとわない組織であった」からではないかということです。

 これはDeNAがモバゲーで成功するに至った強さと誓いと思うのですが、試行錯誤しながら成功の手がかりをつかみ、その手がかりをつかんだ瞬間にその方向に一気に進むことができたのではと感じました。

 言葉を選んだ抽象的な発言が多かった田中社長ですが、人材採用に関する中で話をされていたところに個人的に一番知りたかった答えがあったような気がし、その点で非常に有意義な場でした。

 ちなみに、田中社長のセッションの最後はケーススタディ

 世の中の「」というニーズに対し、Greeの「」という特徴をいかし、「」という機能を提供し、「」を実現しました。そのサービス名は「」です。

の空欄を埋めるものでしたが、同じチームの人の意見を取り入れつつ発表したネタで笑いをとれたので、それはそれで満足しました。(保田さんに「○点ですね」といい突っ込みをいれていただきました)

 明日朝が早く急いで帰る必要があったため、懇親会には出席できず、また久しぶりに見かけた方に挨拶することもできませんでしたが、また機会を見て参加したいと思います。