昔とった杵柄

 本職は投資担当なのですが、会社の人数が限られているためIT関連のサポートを今の会社では行っています。

 そのような中、先週末、会社のメールサーバの移行を行いました。

 といっても、新たにサーバを構築するのではなく、ホスティングサービスを変更するだけであり、ドメイン管理の指定事業者を変更したり、社内のアカウントをサーバ(一部担当者のクライアントにも)に設定したり、DNSのレコードを書き換えたりといった作業が中心でしたが、無事に終了しました。

 と同時に思い出したのは営業の支援をするSE時代だった新入社員時代のこと。

ホスティング系のサービスは受注単価が低い反面、移行時において失敗が許されないサービスであるため、なかなか厄介な商材でした。

 ただ、一方で一度導入さえしてもらえれば、他社に奪われる機会が少ないサービスであり、リテンションのためにはいい商材でした。

 そういった点が、特定のサービスのときにでも使ってもらえるSEになって経験値をあげようとする自分にとっては向いていました。しかも、入社半年後くらいに出たサービスが比較的売りやすい商材だったのも好都合でした。

 結果として、ホスティング関係の案件の多くが自分のところに舞い込み、それに関連し、他の仕事ももらえるようになりました。

 ほぼ5年前のことですが、意外に覚えていることに自分でも驚きつつも、少し懐かしくなってしまいました。

 ちなみに、先ほどホスティングサービスを導入した会社様のドメインwhoisしてみましたが、皆様使い続けられてました。また、同じ担当者が掲載されていることを懐かしく思いつつ、やはりリテンションのためには大事なのではないかという考え方は間違っていなかったということをうれしく思わされました。