振り返り:上半期の書評

 ちょうど今年も半分が終わったという所で、上半期に読んだ本を振り返ってみることに。

 ブログに書いた書評エントリーは70弱といったところで、実際に読んだ本は、2-3割多い所かと思います。(仕事がらみで読んだ専門書でブログに書いていないものがかなりあります。)

 で、その中で面白かった本を10冊ほど選んでみました。(リンク先は書評を書いたエントリーです)

 チームバチスタとゴールデンスランバーの2冊は文句なしのエンタテインメントといった所です。いまさらあえて感想を付け加えることはありません。(余談ですが、このエントリーを書いている時点で「書評 ゴールデンスランバー」と検索するとこのブログがTOPにきます。言葉の順序を逆転させたものを含めるとこの上半期で一番検索クエリとして多かったものでもあります。)

 次に村上春樹のエッセイ、「走ること〜」は今までのエッセイとは一線を画した内容で、村上春樹らしからぬ内面の吐露が意外でもあり、また、印象深くもあった一冊です。

 4冊目の国家の罠は物語よりも物語的な一冊。国策捜査に巻き込まれた「外務省のラスプーチン佐藤優氏による事件の裏側は色々な意味で必見です。(記憶力のよさもすごいですが)

 「社会を変える」を仕事にするは、同年代の著者の行動力と世の中の役に立つと言うことを考えさせられる良著、ホント、中高生に読んでもらいたい一冊です。

 後半はビジネス書が中心です。業務や日常生活に役立つ具体的なノウハウが書かれている作品を中心に選びました。ジャンルは違えど、どの作品も丁寧かつ具体的に書かれているので、勉強になります。

 そして、最後の一冊は、変化球。秒速5センチメートルはホントに胸がキュンキュンさせられます。おそらく、女性受けよりは男性受けが強いのでしょうが、疲れたときに読むと何かを取り戻せそうな気がします。

 ちなみに、上半期はDMCや先日完結したBECKを中心し、かなりマンガも読んでます。ドラマ化をしたハチワンダイバーとめはねっ!等がありますが、その中でも、先日一巻が出たばかりの「まつりスペシャル」(著者は「花より男子」の神尾さんです。)の今後が非常に楽しみです。

 さて、下半期はどのような一冊が出てくるのでしょうか?