東京大学 キャラビズ研究プロジェクトにいってきました。

 先日も書いた東京大学 キャラビズ研究プロジェクトのキックオフレクチャーにいってきました。といっても、仕事の関係上、後半の一時間ほどしか聞けなかったのですが。

 今回のキックオフレクチャーは、PJメンバーの6名のメンバーがそれぞれの立場からキャラクタービジネスの現状を述べた後に、東大の七丈准教授をモデレーターとした討論という形で、会場は実に300名以上の方で大盛況でした。

 個人的に面白かったのは、キャラ研の相原さん。正直、全編を通じて受けた印象としては「ビジネスの匂いがしない」と言う所だったのですが、相原さんからはお金とビジネスの匂いがしておりました。

 特に興味深かったのがキャラクタービジネスにおける「非製造業的価値の創出」の観点の話。

 キャラクタービジネスにおける「選定」を従来型の「ターゲット選定」やキャラクターの一次展開にインターネットを活用するといった「プラットフォームの選定」といった一面から考えるのではなく、(キャラクターが展開されていないだろう場を含め、)世の中にどのような場があるかを考え、その上で、キャラクター展開を図るといった視点は非常に参考になりました。

 次に感じたのが、「東大ブランド」ってそんなにキャラクターがたっているのかなあということ。講演者の方々が口々に「東大のブランドや社会的インパクトを有効活用したい」と言っていたのですが、OB(出来は悪かったですが)からすると、そこまでのブランド価値はもちえていないのでは、と感じてしまいました。(もっとも、多分にネタだとは思いますが)

 講義の募集も初めっているようです。今回の参加は見合わせようなと思っておりますが、継続的にウォッチしていきたいと思います。