「ネットと家電のキャズムを超えろ!会議」に参加してきました。

 木曜日に和蓮和尚が開催した「ネットと家電のキャズムを超えろ!会議」に参加しました。ITベンチャー時代はちょくちょくいろいろな場を見に行っていたのですが、今の仕事に転職してからは久しぶりにこういった場に参加しました。

 以下、簡単に備忘の意味をこめたメモ。

・テーマは「ネットと家電の連携」

・動画配信系と、便利系・楽しい系があると思うけど、今回は後者がメイン

・話の大きな流れは、以下のような感じ

  1. 和蓮和尚による前置き
  2. ソニーアプリキャストの話@岡本さん
  3. テレビブログやTAGIRIの話@メタキャスト井上さん
  4. UIEngineのデモ@レビログの中の人
  5. トークセッション・Q&A

 個人的な感想としては、ネット系以外の人がいると話の幅が広がって面白い。特に、家電のハード的な能力の話というのはほとんど知らない分野であるだけに非常に勉強になります。

 とりわけ、ソニーの岡本さんの話が非常に面白かったです。「自分で手を動かしている人」ならではのエピソードがあれやこれやと出てくるのが印象的。ハードの能力に合わせ最適化した話や、オフレコの人気アプリの話などは思わず聞き入ってしまいました。

 正直、今からテレビに対し多額の投資をするというのは個人的なライフスタイルとしてはないし、(別に大画面でなくても、プラズマでなくてもいいので・・・面白いコンテンツさえ見られれば)個人的にソニーの社員が不快なことをしていた様子に出くわして以来、ソニー製品はよほどのことがないと買わないと思っているのですが、STBではなく、テレビ本体とネットがサクサクと組み合わされることで、新しいことができる匂いが感じられただけでも来た甲斐があったと思いました。(同じSonyから発表されたbrancoは正直同なんだろうと思いますけどね、アプリの再インストールを指示するメールがちょうどきており、その手順が面倒だなあとまた思わされてしまったのですが。

 もうひとつ思ったのが、ネット時代にスクウェアエニックスがやろうとしている戦略の面白さ。今回、初めてUIEngineが動いているのを見たのですが、UIEやコミュニティエンジンを自らの子会社としてやろうとしている(やりたいと思っている)ゲームの世界が少しだけわかった気がします。 

 最後に、今回の会議がすごいと思ったこと。それはドタキャン率の低さ。60人のキャパで95%以上の方が出席されたという点で、和蓮和尚と、彼の考えたテーマがいかに人をひきつけるかということを感じさせられました。

 というわけで、非常に楽しい会議でした。次回もタイミングが合えばぜひ参加したいと思います。