サカナクションSAKANAQUARIUM 2011 "ZEPP ALIVE" @ZEPP TOKYO
まずは、セットリスト
- インナーワールド
- セントレイ
- アドベンチャー
- 表参道26時
- Klee
(MC)
- 潮
- ワード
- フクロウ
- シーラカンスと僕
- あめふら
(MC)
Encore
- ネイティブダンサー
- 三日月サンセット
- (江島ボーカルの)夜の東側、フクロウ
- 目が空く藍色
一昨年の春のシンシロツアーからLIVEの勢いが急激に加速度を増していき、その頂点が昨年の日本武道館公演で、サカナクションとしてのひとつの完成形になっていたと個人的には思っていました。その勢いが今回のツアーではどのような方向に向かうのか楽しみだったのですが、LIVEを見て思ったのは「ショー」としての完成度を上げてきたということ。
彼らにとってのアンセムであるナイトフィッシングイズグッドをオープニングのSEにして登場した瞬間から、新しいサカナクションのステージを感じさせます。
その違いを感じさせたのは、中盤の「潮〜あめふら」の流れ。観ている側を深海に誘うかのような演出と表現力はLIVEをというよりも完全にショーの世界といいような見事さでした。
とはいえ、ショーの部分だけではなく、LIVEという点でも迫力は十分。montage〜マレーシア32のインスト曲から、ルーキー、アルクアラウンド、アイデンティティをたたみかけるように演奏し、会場をダンスフロアに一転させてました。さすがのLIVEバンドです。
この日のステージを見るに、おそらく、今後のサカナクションはLIVEの要素だけではなくショーの要素をおりまぜたハイブリッドなステージを見せていくように進化していくと思います。
次にサカナクションを観るのは、夏の終わりのSweet Love Shower、そしてその次は秋ツアーの幕張メッセとなる予定ですが、さらなる進化を期待せざるにはいられません。