仕事が一段落。

 先週の途中以降の山場をなんとか乗り切ることができました。無事に投資実行までこぎつけられた形です。

 IT系企業の営業マンにとって受注がゴールではなく、構築が完了するまでが一つのゴールとなるのと同様で、これからが本当のスタートとなるわけですが、まずはホッとしたというのが第一印象。

 と同時に、自分が投資家としてキャリアを積んでいく上で、現時点で思ったことを振り返ることに。

1.情報収集にあたってのポイント

  • Web媒体だけに頼らない。たとえプリントアウトしたとしても頭に残る分量は少ないので、書籍を必ず探してみる。
  • その業界の収益構造を複数の事業に分け、各事業ごとに(数量)×(単価)という形でブレイクダウンする。
  • 自分がその業界で働いていたとしたらどのようなマインドを持つだろうかということについて仮説を持つ。

2.交渉にあたり何をヒアリングすべきか

  • まずは先方から提出のあった資料を読みこなす。
  • 収益構造やマインドについての自分の仮説を先方に確認し、ギャップを埋める。(先方の「ツボ」を探す)
  • ギャップを埋めた上で、先方の決算資料を自分の仮説の下読み替えていく。
  • 資料についての疑問点はすぐに専門家に訪ねるのではなく、Webで検索するなり、同業他社の動向を確認する。

3.心がけること

  • 投資検討先の「ツボ」を考慮した上で、「自分が事業をしたら、中にいたら」という視点を持つ
  • 実直かつ謙虚になる

 また、今回投資サイドとして携わった結果改めて感じたのは、「投資される現場」の立場を考えることの必要性。もちろん、経営者との人間関係も大事ですが、実際に作業をする方々とのリレーション構築がないとつらい印象をうけました。

 ここに関しては、今後現場の実行支援をするなかで、仮説を立てていきたいと思うのですが、現場とのリレーション構築には少しこだわってみたいと思います。

 3月からは色々な意味でまた刺激的な日々になりそうな予感がします。