記事:米国から京都へ はてな近藤社長の真意は(ITmedia)

 最近、色々なブログで話題になっていた「はてなの京都移転」について、ITmediaに掲載された岡田有花さんが書いた記事のなかに、すごいいいコメントがありました。

参考URL:米国から京都へ はてな近藤社長の真意は

 それは、記事の2/2にある以下の言葉。


「ネットサービスはもしかしたら、『そんなところまで求めていない』という段階まで入り込んでしまっているのかもしれない」――ネットの進化の停滞のようなものを、最近感じている。ブログ、SNSに次ぐキラーなテキストサービスは、まだ登場していない。

 「イノベーションのジレンマ」の世界にWebが入り込んでいるともとれる言葉ですが、みながうすうす感じていることをWeb屋の世界で大きな支持を集める「はてな」と「岡田有花」さんのコンビの記事で書かれていることに意味があると思っています。

 さらに言えば、そろそろ自分達はインターネットから生活を取り戻さなければいけない時代になっているのでは、とも考えました。

 「ライフログ」がインターネットにおける次のブームかとも言われているけれども、結局の所、インターネットは生活を便利にしたり、ちょっと楽しくしたり、コミュニケーションを豊かにする手段でしか過ぎないのでしょう。

 やはり大事なのは「身体」であり、「生活」だということを強く感じさせられる記事でした。

 そういえば、岡田さんは「ネットで人生、変わりましたか?」という書籍も出されています・・・やはり、彼女の頭の中では人としての人生や生活が中心にあるのでしょうか…。